夏休みが終わる。
久しぶりに教室に入ってくる子どもたちは、それぞれにいろんな顔をしている。
「先生、聞いてや!」
と、教室に入るなり夏休みの話を始める子もいれば、いつもの席に座って静かに友達の様子を見ている子もいる。
僕は2学期の初日も、なるべく早めに教室にいるようにしている。
朝の会が始まるまで、早く来た子なら20分以上教室で過ごすことになる。その時間に子どもたちの様子を見ながら、なるべくたくさん声をかける。向こうから話に来てくれる子を待つのではなく、先生から声をかける。そのことにも意味があると思っている。
特に意識するのは、自分からどんどん話しに来る子ではない。
席に座っている子。
少し離れたところにいる子。
そういう子にも、
「夏休み、どうやった?」
とこちらから声をかけるようにしている。
夏休みの話をする時間があってもいい
もちろん朝にも話はする。
でも、それとは別に、少し「オフィシャルに」夏休みのことをみんなで話す時間があった方がいいと思っている。
夏休みにあったことを話して、友達の話を聞いて、ちょっと笑う。
そして最後に、
「よし。夏休み終わったな。2学期やな」
としたい。
そんな時間が、一つの切り替えになる気がする。
2学期のスタートについて調べると、「シルバーの3日間」という言葉と一緒に、いろいろな実践が出てくる。
どれも参考になる。
ただ、毎年同じものをする必要もないと思っている。
その年のクラスを見ながら、「今年は何しようかな」と考えて、自分なりのスタートをつくればいい。
今年は、宿題回収がない
そして今年、僕の学校では一つ大きな変化があった。また、その経緯については、別のページで紹介したい。
夏休みの宿題がなくなった。
なので、例年ならそれなりに時間を使っていた「夏休みの宿題を集める」という時間が、基本的にはない。
もちろん自主学習をして持ってくる子はいると思う。
でも、全員から大量の宿題を集めて、
「名前書いてる?」
「これはこっち」
「まだ出してない人?」
という時間はない。はずである。
だったら、その時間を少し長めの学活に使ってもいい。
みんな、久しぶりに会ったんやから、たぶんしゃべりたい。
ということで、今年は夏休みトークすごろくを作ってみた。
夏休みトークすごろく
やることは簡単。
グループでサイコロを振って、止まったマスのお題について話す。
「この夏、一番楽しかったこと」
「夏休みに食べた最高においしかったもの」
「夏休みのちょっとした失敗談」
など、最初は話しやすい夏休みの話から始まる。
途中から、
「夏休みに初めて知ったこと」
「自分、ちょっと成長したかもと思うこと」
と少しだけ深い話になり、最後は、
「2学期、学校で楽しみなこと」
「2学期、これだけは頑張ろうと思うこと」
へ進んでいくようにした。
勝ち負けが目的ではない。
たくさん話して、たくさん知れた班の勝ち。
これぐらいでいいと思っている。
話しづらいお題ならPASSもあり。
止まったところで「それ分かる!」とか「なんで?」と横から入るのも大歓迎。
さらに、「まだあまり話していない人にも聞いてみよう」というミッションも入れた。
全員が同じ量だけ話す必要はないけれど、できれば普段あまり話さない子同士にも、ちょっとした会話が生まれたらいい。
それだけでも十分だ。
サイコロだけ、用意してください
ちなみに、すごろくなのでサイコロは必要です。
ここはお願いします。
子どもって、サイコロ好きですよね。
何なんでしょうね。
振るだけなのに、妙に盛り上がる。
僕らの世代なら、桃鉄で夜を明かした人もけっこういると思う。
まあ、それは置いといて。
2学期初日から、いきなり先生の話を長々と聞かせるより、まず友達としゃべって笑う。
そんなスタートがあってもいいと思っている。
夏休みを話して終える時間であり、
2学期を始める時間でもある。
クラスの実態に合わせて、時間を短くしたり、お題を変えたりしてもらって大丈夫です。
よかったら、2学期最初の学活に使ってみてください。
さて、今年のクラスはどんな話が出てくるかな。
僕もサイコロを一つ持って、教室に行こうと思う。



